ユキコの昭和再現レシピ

昭和の時代の家庭料理やお菓子を再現しています。

ドラマ「時間ですよ」のファッションチェック

最近、実家で録画してもらったブルーレイを送ってもらって、『時間ですよ』を観ています。大好きな美代ちゃんや真理ちゃんが出ているので嬉しいです。観ているだけで当時の暮らしやファッションがよく分かります。

 

どんなご飯を食べているのか、どんな食器を使っているのか、昔のものがたくさん観られて凄く楽しいです。昔のドラマ全般そうなんですけどね。特に『時間ですよ』は食事に家事、暮らしに関わる場面が多いので当時の一般家庭に近い生活が分かるドラマかなと思います。

 

特に私は浅田美代子さんのファンなので、第3シリーズは美代ちゃんが登場するたび、ファッションチェックをしています。毎回違うエプロンをしていて、お洋服に合わせた色合いや可愛いデザインのものが多くて、ときめきます。

お洋服に合わせたポップなエプロンをしている美代ちゃん

 

ドラマでは1話で2日間の出来事が出てくるので、前半と後半で衣装が変わります。髪型も何個かパターンがあっておもしろいです。

よそ行きのワンピースを買ってもらった美代ちゃん。サイドのフリルが可愛い。

珍しく三つ編みひとつ結びの美代ちゃん

美代ちゃんは前髪を上げることが嫌だったそうですが、ヘアピンで前髪を上げていることが多く、色んな種類の髪飾りをつけています。毎回見るのが楽しみです。当時の女の子は、ヘアピンや飾りのついたヘアゴムをつけていることが多かったのかなと思います。

ヘアピンと存在感のあるブルーのお花の髪飾り

イチゴの髪飾りがポイントで乙女なコーデ

 

真理ちゃんのファッションは、隣のお姉さん。当時を生きていた方の話を聞く限り、近所の憧れのお姉さん的な存在って、昔はどこの街にもいたんじゃないかな。きっと真理ちゃんみたいなファッションをしていたと思います。上品な格好で、ちょっとアイビーっぽい女子大生風。清楚な育ちの良いお嬢さんな感じ。白いギターを弾く姿に憧れます。

アイビールックな真理ちゃん

ピンクハウスのセーターが可愛い。セーターに襟の長いシャツが定番

窓辺で白いギターを弾きながら歌う真理ちゃん

 

あとはケンちゃん。ケンちゃんのファッションも結構好きです。男性でも、かなり細身な方なので色とりどりのパンタロンがとても似合います。当時のアイドルやヤング向けのファッション。そこがたまらなく可愛いと思います。普通の男性はグレーやブラウンの落ち着いた格好が多いけれど、ケンちゃんはポップでカラフルな楽しい感じ。オシャレです。頭にチロリアンテープのヘアバンドを付けていたり、スカーフやベルトのバックルとか、かなり奇抜な時もあります。ケンちゃんはドラマの途中でいきなり一発ギャグをするのが謎すぎます。

いろんな素材や色のお洋服を着ていてオシャレなケンちゃん。蝶ネクタイが可愛い

第3シリーズはギャグ要素が多い

 

食卓に出てくる食器や調理器具、蓋の赤いアルミの鍋とか。おかずを作っているところを見ると、凄く美味しそうです。今のドラマに出てくる食卓より、何倍も美味しそうに見えるのはどうしてなんでしょう。考えましたが、昭和の時代ならではの温かみ、お袋の味みたいなものを思わせるからかな。ケンちゃんがお茶碗を持って、白米をかきこむ姿とか、一緒に食卓を囲んでいるような気分になって、こっちまでお腹が空いてきます。食べ方が汚いんですけどね。美味しそうなんです。実際に撮影の現場でご飯が美味しいという記事を読んだことがありますし、いいなぁって。

カラフルなプラスチックのザルや調理器具が華やか

コップを掛けるハンガーボードやアルミの鍋など時代を感じます

美味しそうに食べるケンちゃん

 

女将さんが買い物かごを持って家に帰ってくることがあるんですけど、カゴいっぱいにお野菜が詰まっていて、よくこんな小さなカゴに入りきれたなと思うくらい。でも、ちょっぴり真似をしたくなりました。

カゴいっぱいにお野菜

お話の内容ですが、現代ではあんまり気にしないようなことがテーマになっていますよね。人情というか。女将さんが貸しを作るとか、借りを返すとか人の気持ちをモノみたいに言うなって怒った回があって。銭湯という場所で、仕事や人生について考える場面があまり他人事じゃない感じがしてドキッとします。みんな明るいけど、それぞれ暗い過去を持っていたり、悩みがあったり。人の気持ちに寄り添うようなお話が多くて、心が落ち着きます。だから、辛いとき、心が不安定な時に観たくなります。周りに優しい人がいて、時には厳しく叱ったり、助け合っている姿を見て、自分もなんとかやって行けるんじゃないかと思えてきます。

叱られるケンちゃん

 

時々「釜田さんッ・・・」って言いたくなりますね。